バイキングがノルウェー辺りで大活躍!地域や歴史を見ていきましょう!!


はじめに

バイキングとは、中世の海賊です。英語ではvikingと書くため、ヴァイキングと表記されることもあります。

昔から、かなり有名な存在で、さまざまなフィクションに登場しています。

角の付いた兜をかぶり、船に乗っているというのが、フィクションにおけるバイキングの典型的なイメージですね。

彼らの主な活動は運行している貨物船や客船などを襲い金品などを略奪する、時には船を降り村や集落を襲い同様に金品を略奪するといった強盗行為です。

そして生け捕りにした人を奴隷市場に売りさらに利益を得るといったように非道の限りを尽くしていました。

ただし、実際には海賊行為ばかり行なっていたわけではなく、交易などによって利益を上げる商人としての顔も持っていたようです。まぁ交易で扱う商品は略奪したものだったんでしょうけどね。

今回はそんなバイキングたちが活躍(主に悪事をはたらいていたので活躍と表現して良いのかは疑問ですが・・・)していた地域や時代について書いていこうと思います。


イキングが活躍した時代っていつ?活動地域はどの辺り??

船
バイキングが活躍した時代はいつ頃だったのかというと、主に800年ごろから1050年ごろにかけて、だと言われています。

全部でおよそ2世紀半ということになりますが、最初の50年間(=850年まで)の活躍は散発的なもので、活躍が本格化したのは850年以降です。

次に、バイキングが活躍した地域について見ていくことといたしましょう。

バイキングは、ほとんどが北欧のスカンディナヴィアの出身です。今のスウェーデンやデンマーク、ノルウェーのあたりと考えるとよいでしょう。

バイキングの遠征は、スカンディナヴィアからかなり離れた地域にまで及んでおり、非常に広い範囲で活躍していました。

もちろん、スカンディナヴィアに近いバルト海やイギリス、アイスランド、グリーンランドといった地域でもバイキングは活躍していたのですが、スペインから地中海を経てコンスタンティノープルに至ることもあれば、東へと向かってロシアで活躍することもあったのです。

スペインからコンスタンティノープルへ至る際にはアフリカ大陸の北岸を通ることもあったといいますから、驚きです。


バイキングが活躍した時代の政治情勢は?
次に、バイキングが活躍した時代と地域の政治情勢について見ていきたいと思います。

前項でバイキングの活躍は800年ごろから1050年ごろにかけてだと書きましたが、何のきっかけもなく、バイキングの活躍が始まったわけではありません。

バイキングが活躍し始めるきっかけのひとつになったと考えられているのが、「ヨーロッパの父」とも呼ばれているフランク王国カロリング朝のカール大帝の死去です。

と言いましても、日本にお住みのほとんどの方にとっては「カール大帝? 誰、それ」かも知れません。実際、私もカール大帝の名前を聞いたことはあったのですが、どのような人物なのかについてはくわしく知りませんでした。

しかし、ちょっと調べてみると、このカール大帝、なかなかの人物なのです。

カール大帝は戴冠後、周辺地域を次々と征服し、西ヨーロッパを支配。また、軍事面だけでなく文化面での功績も高く、後のヨーロッパ文化の基礎を作った人物とも言われているのです。

ちなみに身長も高く、なんと約195センチもあったとのことです。

では、そんなカール大帝の死去が、なぜバイキングの活躍開始と関わってくるのでしょうか。

実はそれ以前にもスカンディナヴィアからの船による襲撃はあったのですが、きっちりと撃退していたため、大事には至らなかったらしいのです。

しかし、814年に大帝が死去して以降は、国自体の弱体化などもあり、対応が以前のようにはいかなくなってしまった模様です。

バイキングの時代が到来したのには、カール大帝の死去による国際情勢の変化も影響していたということです。

国家の軍事力による押さえが効かなくなったことによりバイキングの台頭が始まります。


バイキングって政治的・軍事的役割を担ってたの??
さて、ではその当時のバイキングの政治的・軍事的役割についてはどうだったのでしょうか?

ここでひとつ、確認しておいていただきたいのは、バイキングはいわゆる軍隊ではない、ということです。

バイキングは確かに強力な存在であり、戦闘においても勇名を馳せていたのですが、国などに所属した軍事的な組織ではありません。

また、その武力の使い道も、基本的には、抵抗する意思の薄い者たちから金品等を獲得するためのものでした。

バイキングが活躍した地域には、徹底抗戦の意思を堅く持った者たちもいたのですが、そういった者たちに決戦を挑んで攻め落とそうという考えは、バイキングにはあまり見られなかったのです。

バイキングが組織的に遠征を行なったケースもありますが、目的はあくまでも、対象地域の人々に恐怖心を与えて金品等を得やすくするためであり、国家間の戦争とは異なるものでした。

ですから、バイキングの政治的・軍事的役割に関して言えば、そのようなものはなかった、と言わざるを得ないでしょう。

そういった意味では、「バイキングは、まさに海賊そのものである」、といった言い方もできます。

国王や将軍などの下知のもと、兵力として軍事行動を起こすのではなく、それぞれが富を得ることを目的に行動し、戦闘を行なう――まさに映画や漫画に登場する海賊のイメージそのものですよね。

バイキングの武器や船などは、当時の実際の戦闘において猛威を振るいましたが、それはあくまでも「海賊としての強さ」であって、政治的・軍事的なものではなかった、ということです。

ただ、傭兵として国の軍隊に加わり戦闘に参加することがあったようなのですが、それはあくまで報酬を目的としたものでやはり政治的な意図は持っていなかったようです。


おわりに

いや~悪い!極悪ですね!!

勝ち目が薄かったり徹底抗戦が予想される相手には最初から手を出さない。徹底的に弱い人たちを狙っていくなんて悪党以外の何者でもありませんよ。

ただ目的は戦うことではなく金品の略奪なので戦わず奪えるならそれで良し、戦って楽に勝てるならそれもまた良し、戦って負けそうだったら割りに合わないからやめておこうって事だったんでしょうね。

手段と目的をはき違えないところは非常に合理的で賢いとは思うのですがやっぱり悪党ですね。

個人的には『1人のバイキングが海賊行為で身を立て、数年の後自らが海賊団を率い、やがてその軍事力は国が無視できないほどのものになり政治的に高度な存在になったのだった!!』というサクセスストーリー的なものを期待していたのですが、残念なことに調べれば調べるほど悪党です(笑)

 

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