モラハラも立派なDVです!!心理や事例、DVの種類や対策について考えてみます!!


はじめに

今や「ドメスティックバイオレンス(DV)」という言葉を聞いたことが無い人はいないのではないでしょうか。

ドメスティックバイオレンスとは「Domestic violence(家庭内の暴力)」をカタカナ表記した言葉です。配偶者や恋人、元夫婦など親密な関係間で起こる暴力を意味します。

DV被害にあっていなくても、ドラマやニュースで頻繁に見聞きするので、身近な問題に感じることもありますよね。

一体日本ではどれぐらいの人々がDV被害に悩んでいるのでしょうか?

2015年4月から1年間で、配偶者暴力支援センターへの相談は11万1630件。同じく2015年、内閣府が発表した、男女間における暴力に関する調査報告書によると、DV被害を受けたことがある女性は約4人に1人、何度もDV被害を受けている女性は約10人に1人もいるとのことなのです。

こんなに多いとは!

一体何故こんなにたくさんのDVが起きてしまうのでしょうか?
DV被害を受けている人は、どうすればそんな状況を打破することが出来るのでしょうか?

今回は深刻な社会問題であるドメスティックバイオレンスについて、詳しく解説していきます。


ドメスティックバイオレンスの原因って?加害者、被害者の心理が大きく影響します!!

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DV被害者のほとんどは女性です。

女性が進出してきたといえどまだまだ社会は男性中心です。男性は「支配する者」「一家の大黒柱」、女性は「付き従う者」「世話をする者」「主人をたて、家を守る者」というイメージが一般的です。

このような社会的背景から、女性は経済的に自立することも難しく、どうしても男性の立場が上になり、強者である男性から弱者である女性へ暴力がふるわれてしまうのです。

DV行為をする人の根底には、相手をコントロールしたいという支配欲があります。失いたくない、思い通りにしたいという気持ちが強すぎて、様々な暴力によって相手をコントロールしようとします。嫉妬心が強すぎて思わず手が出てしまうということでしょうか。

また、自分に対して強い劣等感を持っていることも特徴です。

その劣等感をぬぐうために、自分より格下だと思っている配偶者に暴力を行い、自分は優秀だと誇示します。外で傷つけられたプライドを家で補うことによって精神的安定を得ているのです。

ですが、被害者側からしたらこんな自分勝手な理由で暴力を振るわれるなんて冗談じゃないですよね。暴力を受けた被害者は、何をされるかわからない、逃げ出して捕まったらもっとひどいことをされるかも、という恐怖感から相手に服従するようになります。

それに加え、相手は通り魔のような全く見知らぬ人ではなく、日常生活を共にしている親密な相手なので「いつかやめてくれる」「殴られるようなことをした自分が悪い」「普段は良い人」「経済的に自立していないので離れられない」と問題をすり替えたりして相手の暴力を仕方のないこと、と思い込み受け入れてしまうのです。

暴力を受けているなんて人に言えない、と世間体を気にして黙って耐えている人もたくさんいます。


身体的な暴力だけではない!!モラハラなどの精神的暴力もドメスティックバイオレンスです!!

DVで行われる暴力はいろいろな形があります。大きく分類すると、身体的暴力、精神的暴力、精神的暴力、性的暴力の4つの種類に分けられます。

DVと聞いてまず思い浮かべるのは殴る、蹴るなどの身体的暴力だと思います。身体的暴力は繰り返されるとどんどんエスカレートしていく傾向にあります。

最初は頭や肩を小突いてくるレベルだったものが、平手で殴るようになり、そのうちものを投げつけてくる、髪を引っ張り引きずり回してくる、と激しい暴力をふるうようになります。

タバコの火を押し付けられて、一生消えない傷をつけられた被害者もいます。早期の解決が必要ですね。

精神的暴力は「モラルハラスメント(モラハラ)」とも呼ばれ、言葉や態度によって人の心を傷つけることです。

相手を無視したり暴言を吐く、自分に従えと命令する、発言権を与えない、外出を禁止する、不機嫌にふるまう、人前で侮辱する、などモラハラの例は挙げればきりがありません。「大人のいじめ」といえばわかりやすいかもしれません。とても陰湿ですよね。

経済的暴力も立派なDVです。生活費を渡さない、嗜好品を買わせない、収入を教えない、など経済的に主導権を握っている方がお金で相手を支配しようとします。

経済的暴力は、子育て中や妊娠中の主婦が遭いやすい傾向にあります。生活費を夫からもらって暮らしているのでどうしても上下関係が出来てしまうのです。

避妊に協力しない、中絶を強要する、性行為の強要など性的暴力もDVにあたります。親しい間柄でも一方が望まない性的行為は強姦と同じです。

人にも相談しづらく、被害者は一人で苦しんでいます。

やるせないですね…


実際に被害にあった場合は!?有効な対策について考えます!!

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DVの対策で一番重要な被害者が加害者から離れることです。

前述したとおり、DV被害者は加害者への依存心が強く、なかなか離れることが出来ません。悪いのは夫で、自分は被害者なのだと認めなければ先に進むことは出来ません。

暴力は犯罪です。耐える必要はありません。加害者から離れる方法は別居、離婚はもちろん、一時避難するためのシェルターを利用する手もあります。

離れたあと、再び接触されたくない場合は、警察に被害届を提出、裁判所に接近禁止命令を出してもらえば、DV加害者が被害者に近づくことを法的に禁止することも出来ます。

DVから逃げる方法はたくさんあるようですね。だからこそ、具体的にどうしたら良いのかわからないという方は「内閣府の配偶者暴力支援センター」に電話することをオススメします。

配偶者暴力支援センターとは、配偶者からの暴力全般に関する相談窓口です。
夫から逃げたい、罰したい、別れたい、などその被害者の状況や要望に合わせたアドバイスや支援をしてくれますよ。

加害者に暴力をやめさせるという選択肢もありますが、これは現実的ではありません。
多くのDV加害者は、日常的に当たり前のものとして暴力をふるっているため、それが犯罪だという自覚がありません。

暴力をやめてほしいと被害者がいくら訴えたとしても、加害者にとってはそれが新たな火種となり、今まで以上の暴力をふるう可能性もあり、とても危険です。


おわりに

暴力は犯罪です。

日常を共にし、親密な関係である相手だからといって例外ではありません。DV加害者は、警察沙汰にはならないと確信しているからこそ暴力をふるいます。

とても悪質で、ずるく、卑怯だと思います。安全で安心出来る場所であるはずの家で、相手がいつ爆発するのかびくびくしながら過ごさなければならない。こんなつらいことはありませんよね。

「自分はDV被害者である」と認めることが、DVのない生活を手に入れる上での大きな第一歩となります。もう理不尽な暴力におびえる必要のない、新しい人生のスタートです。

新しい生活、仕事、恋愛など自分の好きなように生きることが出来るのです。勇気をもって行動を起こしてほしいと同時に、暴力が無い社会づくりが進んでくれることを願います。

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