介護福祉士になるにはどうするの?気になる受験資格や合格率、費用は??


はじめに

介護福祉士とは、介護に関する国家資格のことです。数ある介護福祉系の資格の中では唯一の国家資格で、取得するためには高い知識や技術、費用や時間を必要とします。

ですがその分一度取得すれば更新は一切なく、全国どこでも国から認められた介護職員として働くことが出来ます。

簡単には取得できない介護福祉士の資格ですが、近年、高齢者や介護施設の急激な増加に比例して需要が急増していることをご存知ですか?

厚生労働省によると、介護福祉士は平成30年の時点で全国に160万人存在しています。平成20年には70万人だった介護福祉士の数が、ここ10年間で倍以上に増加しているのです。

超高齢社会の中で、介護業界は慢性的に人手不足です。求人誌を開くと介護の求人がとても多いと感じたことがある方も多いと思います。

介護福祉士はこれからの日本では需要の高い職業であり、成長産業の1つといえるのです。今回は、これからの日本には必要不可欠な介護福祉士のいろはをご紹介していきます。


介護福祉士の受験資格って!?合格までの期間や費用について説明します!!

大学校

 

介護福祉士になるには、大学や短大・専門学校などで介護や福祉の学部や学科に入学する、福祉高校を卒業する、実務経験を積む、の3つの方法があります。

介護福祉士の国家資格を受けるための条件や合格までの期間、費用はそれぞれの方法によって異なります。

ですが最終的に国家試験を受験して合格すれば介護福祉士の資格を取得することが出来ることは共通しています。ちなみに、国家試験の受験費用は10650円です。

大学や短大、福祉系高校に通う場合は、2年以上(1800時間程度)の講義を受けることが必要です。

入学費や学校生活を送るための費用もろもろも必要なため、一概にいくらとは言えませんが、100万単位のお金をおさめることになります。親の支援が不可欠かもしれませんね。

実務経験を積む場合は3年以上の実務経験と450時間以上の実務者研修(介護福祉士を取得するために必要な民間資格。より質の高い介護をするための実践的な知識と技術を習得できる。)を修了することで、国家資格を受けられます。

なんと、介護福祉士の国家資格を受ける90%が実務経験を積む方法で受験しています。この場合かかる費用は、実務者研修スクールの受講料です。立地場所やキャンペーン、すでに持っている資格などで多少前後しますが、平均で15万円前後かかります。

介護福祉士には昨日今日なろう!と思ってもすぐなれるものではないんですね。介護のスペシャリストとしての確かな技術を取得するための下積み期間を充分とらなければなりませんし、まとまったお金も必要です。


仕事内容や役割は多岐にわたります。やりがいは十分です!!

介護福祉士の仕事は、老人ホーム、グループホーム、訪問介護など勤務地先によって多少変わってはきますが、主に3つあります。

1つ目は、高齢者や障害のある人、つまり要介護者のサポートをすることです。

着替えや食事・入浴に排泄・歩行と直接身体に触れる身体介助、調理や掃除・洗濯など身の回りの家事のお手伝いをする生活支援はもちろん、精神的に不安定な方のメンタルケアなどその仕事内容は多岐に及びます。

100人いれば100通りの生活の仕方がありますし、一人ひとりのこだわりに合わせたお手伝いをするのは大変そうですね。

2つ目は、要介護者の家族とコミュニケーションをとることです。

要介護者の家族の意向をくむことも介護福祉士の大切な仕事の1つです。細かくコミュニケーションをとって、要介護者と家族が理想とする介護を考え、実行します。

特殊な介護用具を使う際はその使い方の指導、自宅で介護をしている方へは注意点を指導するなど、介護福祉士が離れる時間帯も要介護者が快適に過ごせるような働きかけをします。

また、介護に悩みや不安、不満はつきものです。介護福祉士は介護のプロとして、相談役になったり経験に基づくアドバイスをしたり、家族の心のケアをすることもあります。

3つ目は、職場のリーダー、スペシャリストとしてスタッフ教育や業務管理をすることです。その介護施設がより良いサービスを提供できるよう、スタッフのクオリティを上げるための指導を行います。

職場環境が整っていないと、スタッフの不平不満から、要介護者へのサポートに影響が出るかもしれませんよね。内と外、両方を充実させることではじめて理想とする介護が実現できるのでしょう。


イメージ的には給料安い!?実際の給料や待遇はこんな感じです。

回忌

 

厚生労働省の発表によると、介護福祉士の給与は、無資格者と比べると平均して月に4万円前後高くなります。

年間にすると50万円前後の差になります!お金だけが全てではありませんが、お給料と共にやる気も大幅アップしそうな額ですよね。

具体的な給与の例をご紹介します。就業形態や勤務先によって異なってくるようです。月給制で夜勤がある24時間体制の介護施設だと、無資格の介護職員が25万円の給与に対して介護福祉士は約29万円。夜勤・休日勤務を行うと更に手当がつくこともあります。

訪問介護などの夜勤の無い介護事業所だと介護福祉士の平均給与は28万円で、夜勤がある事業所より少し下がります。

時給制やパートなどの非常勤だと、無資格の介護職員の時給約1100円に対して介護福祉士は約1300円。子育て中の主婦の方など、パートとして働いている方にも有利な資格だということがわかりますね。

更に、2019年10月より、勤続10年の介護福祉士には8万円相当の賃上げを行うことが閣議決定されました。介護の仕事というのは、要介護者の自立をサポートし、その回復や頑張りを間近で見ることが出来る尊い仕事であるにも関わらず、「きつい仕事なのに給料が安い」というイメージがつきまといがちです。

介護業界の職場改善が進んでいるとはいえ、いまだに介護離職者は年間10万人にもおよんでいます。これは離職者を少なくし、介護業界の人員不足を止めるための国の政策といえます。そして今後も更に介護業界を発展させるために尽力している状況です。

介護福祉士の仕事は続ければ続けるほど、キャリアアップが出来、その将来性には大きな期待を持って良いでしょう。


おわりに

介護福祉士は、体力と、人を思いやる心が必要なお仕事です。

「キツイ、汚い、給料が安い」の3Kのイメージが強い介護職ですが、現在政府を巻き込んだ職場改善が急速に進んでいるので、実際の現場ではそんなに過酷ではない、楽しい、という声もとても多いのです。

決して楽な仕事ではありませんが、介護者のことを考えて、一生懸命お世話をしたときに得られるものはお金だけではありません。「ありがとう」と笑顔で言われたときの喜びは介護職特有のもので、何ものにも代えがたいはずです。

また、リストラや職を失うリスクも低く、性別関係なく長く続ければキャリアアップしやすいなど、安心して仕事に取り組むことが出来る環境も整っています。

介護職をはじめることに早い、遅いもありません。人の役に立ちたい、お年寄りが好き、キャリアアップするために目標を持って仕事に取り組みたい、など少しでも介護福祉士の仕事に興味を持ったなら是非チャレンジしてみてくださいね!

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