【寛容】意味を例文を使ってわかりやすく解説!人間性の重要な要素です!

はじめに

みなさんは「寛容さ」という言葉の意味や成り立ちをご存知でしょうか?

「寛大さ」との違いは説明できますか? ここでは「寛容さ」という言葉について「寛大さ」との違いを含めてわかりやすく解説したいと思います。

また、「寛容さ」を身につけることによって得られるメリットについても考察してみました。

「自分には寛容さが備わっているだろうか?」 「不寛容な社会という言葉をたまに聞くけど、どういうことだろう?」

そんな疑問を持つ方々に「寛容さ」という言葉の理解を深めていただくため、具体例を用いてご紹介します。

『寛容さ』と『寛大さ』。その意味の違いとは??

まずは、「寛容」という言葉の意味を理解しましょう。

辞書で引くと次のように出てきます。 心が広く、他人をきびしくとがめだてしないこと。よく人を受け入れる・こと(さま)。 (大辞林 第三版より)

つまり、自分とは異なる考え方を受け入れたり、他人の欠点を厳しく非難せず許容したりすることを「寛容」と言います。

よく似た意味で、「寛大」という言葉がありますよね。「寛容」とどのように違うのでしょうか。 同じく辞書を引いてみると、次のように出てきます。

心がひろく思いやりがある・こと(さま)。 (大辞林 第三版より)

これは困りました。「寛容」とほとんど変わらないじゃないか! ということで別の辞書で調べてみると、このように出てきます。

心が広くゆったりしていること。おおようであること。度量の大きく、思いやりのあること。また、そのさま。 (精選版 日本国語大辞典)

そもそも「寛容」の語源は、英語の”toleranc”から来ていて、「耐える」、「我慢する」という意味を持つ言葉であったそうです。

つまり、「寛大」という言葉には「器が大きい」「気前が良い」というようなニュアンスが含まれています。

「寛容(tolerance)」という言葉が実際に使用され始めたのは15~16世紀のヨーロッパで、宗教改革の結果として異なる宗教を受け入れる社会の流れから発生しました。

そこから転じて、多様な意見や価値観を許容するといった意味に変化しました。

したがって、「寛容」には異なる意見や価値観に賛成するのではなく、自分が反対するような意見や価値観でさえも受け入れる、といった意味合いもあります。

異なる文化や価値観を受け入れるというと、多神教の国で生まれたような言葉だと思っていましたが、実際はキリスト教中心の世界で生まれた言葉だったのですね。

ところで、「寛容」は「許容する」のように、「寛容する」という動詞として使うことができますが、「寛大」は「寛大する」という風に動詞的には使いません。

あくまでも「寛大な」といった形容詞としての用法が一般的なようです。 非常に似ている「寛容」と「寛大」ですが、微妙にその言葉のニュアンスや用法が違ってくるのですね。

『寛容さ』という表現はこう使いましょう。例文で説明します。

ここで「寛容さ」を用いた例文をいくつか見てみましょう。

・私はあなたの寛容さに感動しました。

・部長の寛容さを参考にしたい。

「寛容さ」は寛容な人や、そういった人たちのさま、を表したいときによく用いられます 使用する際にはもちろんポジティブな文脈で用いられます。

「寛容さ」の反対の意味を持つ「不寛容さ」という言葉もあります。

・不倫に対する社会の不寛容さに疑問を持つ。

・日本の外国人に対する不寛容さに嫌気がさした。

「寛容さ」、「不寛容さ」は個人に用いられることももちろんありますが、このように社会に対しても頻繁に使われます。

例えば、最近話題の南青山の児童相談所建設反対騒動でも南青山住民の「不寛容さ」が指摘されました。

確かに「児童相談所が自宅の近くにできるなんて嫌だ。町の治安悪化につながる。」といった意見は抱くかもしれませんが、青山でなくてもどこかには必要です。

「自分が良ければ、他が迷惑してもいい」という考えは「不寛容さ」そのものです。

児童相談所建設にはデメリットしかないと考えるのは、自己中心的な狭い考え方であるともいえます。

多少は自分たちにデメリットがあるかもしれないが、社会全体の事情として考慮し、許容するのが「寛容さ」と言えるでしょう。

このように、日常生活では頻繁に使われない言葉かもしれませんが、視野を広げてみると様々な場所で使われる重要な言葉であるということがわかります。

「寛容さ」の意味や使い方をしっかり理解したところで、「寛容さ」を持つことでどのようなメリットがあるのか考えてみましょう。

寛容さは人間性を構成する重要な要素。持つことによって得られる事は?

あなたは「寛容さ」を持ち合わせていますか?

自分と異なる意見や価値観を持つ相手にイライラするというケースはありませんか? 「寛容さ」を手に入れると次のようなメリットがあります。

・謙虚になれる

・他人を思いやれるようになる

・相手の気持ちや考えを汲み取ることができる 客観的に物事を考えることができる

・他人から「懐が広い人」と尊敬される

・多様な価値観・考え方が備わる

・人間関係を円滑に進めることができるため、交友関係が広がる 私生活や仕事でのトラブルを避けることができ、ストレスが減る

自分と異なる考えや価値観を受け入れるにはまず、謙虚である必要があります。

謙虚というと、「自分の意見をあまり主張しない、控えめな姿勢」というイメージがありますが、ここでの主な意味は「反対意見でも相手の事情を理解し、非難しない」ということです。

人は皆、それぞれ違った文化・環境の中で生きています。同じ日本人であってもそうです。

したがって、自分の意にそぐわないような出来事や人に出くわしても、すぐに反対せずに相手の気持ちやその考えに至るまでの背景を汲み取ることで、寛容になることが重要です。

そういった人は自然と周りからの評価も高くなり、尊敬されますよね。 そうすると、これまでよりも多様な人との付き合いができるため自然と友好関係も広がり、人間関係の悩みも減ることでしょう。

ストレスの多くは、人間関係に起因するものが大部分を占めていると言われています。 「寛容さ」を身につけることで、ストレスフリーな生活を送りましょう。

おわりに

いかがでしたか?

「寛容さ」という言葉の意味をきちんと理解できましたか? そしてあなたは「寛容さ」を身につけることができそうでしょうか?

いますぐ寛容な人間になるのはとてもハードルが高いです。

しかし、少しずつでいいので自分と異なる考えを理解しようと努力するところから始めてみてはどうでしょう。

人間はどうしても、これまでの自身の経験や考えと重ね合わせて人や物事を捉えがちになります。

ただ、そうしていると自分中心の狭い世界の下で生きていくことになるため、いつまで経っても成長できません。

いざ仕事で、自分と全く異なる考えの人と協力しなければならない状況になっても、うまくいかないでしょう。

そうした人と出会ったら、「新たなアイデアを取り入れるチャンス!」とポジティブに考え、寛容に接してみてはどうでしょうか?

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