海王星ってどんな星?太陽からの距離や表面温度などの特徴を解説!!


はじめに

海王星

水、金、地、火、木、土、天、海、冥~♪
太陽系の惑星をこのようにして覚えられた方も多いのでは無いでしょうか。現在では冥王星は、惑星から準惑星に格下げになり、惑星の数は8個になりましたが・・・。

今回はそんな『悲劇の惑星』海王星について少し詳しく書いていきます。


遠い遠い海王星。しかし行けなくもない距離ですよ。

太陽系惑星の1番外側、太陽から最も離れた位置に在るのが海王星です。明るさは天王星よりも暗く、8等級なので地球からは天体望遠鏡を使ってしか見られません。

太陽からの距離は約30天文単位、45億kmほど離れています。
(天文単位:てんもんたんい・地球と太陽との平均距離に由来しています。正確に149,597,870,700 mです)

宇宙空間で軌道に乗ったスペースシャトルの速度が約29,000km/hですので海王星に到着するには17~18年ほどかかる計算ですね。

太陽から1番遠いと言うこともあって、太陽をめぐる周期も一番時間がかかり、1周約165年。発見されたのが1846年ですから、なんと発見されてからやっと1周したばかりです。

海王星には14個の衛星が確認されていますが、その中でも最大の物は、トリトンと名付けられました。このトリトンですが、海王星の自転方向とは逆方向に、公転をしているのです。

これを逆行軌道と言いますが、本星に近い軌道を持ち、しかもこれ程大きな衛星が逆行軌道を取るのは珍しい事なのです。

地球と月の場合は、月は順行軌道なので地球から離れて行きつつありますが、海王星とトリトンの場合は、トリトンが海王星に近づきつつあるのです。

このままで行くと、いずれは海王星に衝突してバラバラに破壊されてしまう。あるいは、ある程度近づいた段階で、海王星の強い引力の作用によって、やはりバラバラに破壊されてしまうでしょう。

どちらにしてもそんな事がおこるのは100億年ほど先の事なので、誰も見る事はできませんが


暴風に加えて超極寒!海王星の過酷な環境!!

海王星の大きさは地球の4倍位で、赤道半径が2万5千km、太陽系では4番目の大きさです。

中心部に岩石を含む氷の核を持つ氷の惑星で、表面温度は摂氏マイナス220度近い極寒の世界です。なにせ熱を分け与えてくれる太陽から、45億kmも離れていますからねぇ。

惑星を構成している成分は、外側から水素を主成分とするガスの層、その内側には水やメタン、アンモニアなどの氷でできたマントルの層、そして星の中心部は氷や岩石、鉄、ニッケルのどの合金から成る核で構成されています。

一番外側のガス層はメタン含有量が多いので、赤色の光を吸収してしまい、望遠鏡で見た時海王星は、青みの強い美しいコバルトブルーに見えます。

海王星の地表では時速2,000kmの高速の風が吹き荒れています。この風速は、太陽系内で確認されている風の中では最大のものです。秒速だったら555m/sですのでとんでもない台風ですね。

海王星の表面を特徴づけているのは、巨大な大暗班(だいあんはん)と、それを取り巻くようにして輝いている白いメタンの雲です。これは1980年代に、ボイジャー2号が海王星のそばを通った時に観測されたものです。

しかし、1994年にハッブル宇宙望遠鏡が海王星を観測した時には、この大暗斑は消え失せていました。これ程の規模の大暗斑が短期間で消えてしまうことは考えにくく、この大暗斑の消滅は、海王星最大の謎といわれています

海王星の重力は11.15 m/s²、地球が9.807 m/s²ですから、さほど変わらないと言えます。1.15倍ぐらい。重力面だけを問題にするのなら、宇宙飛行士は充分海王星の表面に降り立つことが出来ます。摂氏マイナス220度の温度と暴風に耐えられればの話ですけどね。


神様の名前をつけられた海王星。その由来って??

夜空に輝く美しい星々を眺めていた昔の人たちは、名前を付けてもっと身近な物に感じてみたいと思いました。人間の自然な感情でしょう。

特に天空でもはっきりと見分けられる輝きの強い星、また、太陽系惑星がこの対象となりました。日本語で言うなら、北極星、水星、金星、火星・・・。もっとも元々は中国から来た言葉ですが。

外国ではマーキュリー、ビーナス、マースなどローマ神話の神様の名が定着しています。

海王星もこの例に漏れず、ローマ神話の海の神ネプトゥーヌス(ネプチューン)に由来した「ネプチューン」の名前が付けられています。日本での呼び名である海王星は、ネプチューンを中国語に訳したものが伝わりました。

ではこの元々の「ネプチューン」は、どういった経緯で名付けられたのでしょうか?

1846年9月23日のことです。ベルリン天文台のフランホーファー屈折望遠鏡を、2人の天文学者が覗いていました。ヨハン・ゴットフリート・ガレとハインリヒ・ダレストの2人です。

自分たちが今観測している8等星が、それまでに発見された星が記載されている星図表に、載っていないことを確信した2人。太陽系第8番目の惑星が発見された瞬間でした。

ガレは、惑星発見者に与えられた権利として、新惑星の名前に「ヤヌス」を提案しました。ローマ神話に出て来る、2つの顔を持つ神様の名前です。しかしこれはのちに、ユルバン・J・ルベリエと言う人物が提案した「ネプチューン(海王星)」と言う名前が、多数の賛成を得たため、新惑星の名前にはそちらが採用されました。ガレも結局はこの命名に従いました。

なぜ「ネプチューン」の名が選ばれたかと言うと、望遠鏡で観測した海王星は、美しい青い海の色をしているからです。この星は海神にささげられた星なのです。


おわりに

地球は美しい青い惑星と言いますが、海王星こそ青い惑星の名にふさわしいですね、写真で見ると本当にきれいなブルーです。ネプチューン(海神)の名前も素敵だし、それにその最大の衛星に付けた名前がトリトンだなんて。

海の王ネプチューンと海の女王アムピトリテの間に生まれた海の王子トリトン。イルカにまたがって金髪の巻き毛をなびかせ、さっそうと波の間を行く美青年を想像しますが、実のところは上半身が人間、下半身が魚。言ってしまえば半魚人です。

手に持った法螺貝を吹き鳴らし、嵐を静めて人間を救うことも有るそうですが、神話の中でもさしたる活躍の場面も無く、地味な神様のようです。

期待された方ごめんなさい、ま、私も多少は期待してたのですが・・・

気を取り直して、海王星の惑星記号は、この海神の持つ三叉の鉾を表したものです。

私、惑星記号などと言うものが有るのを始めて知りました。太陽と月を含めた主要な11の惑星プラス、準惑星、小天体、にもこの記号が有ります。

占星術やタロット占いに使われるのですが、なかなかにユニークな形をしています。興味のある方はタロットカードを購入してみて下さいね♪

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